同じ球を替えたのに、音が変わる事があります。
たまにお客様に言われる事でもあります。
同じシステムで、同じ球を差し替えたのに・・・
なぜでしょう?
まず考えられるのが、交換した球の寿命ですね。
当然、もうダメになる寸前の球と新しい球では電気的な違いが出ます。
それと、以外に多いのが、前の球の性能が悪かった。場合です。
真空管はロットである程度まとめて製造されますが、
その中には、あまりデキの良くないモノもあります。
使用不可能な球ではなく、使用は十分できるけど、
電気的特性等が未熟な球です。
実はコレが厄介で、通常の通電等のテストは通ってしまいますので、
しっかりとした選別測定をしないとわかりません。
選別測定等をされず、そのまま販売される球は、不安要素が残るのです。
ぜひベストの状態で、聴きたいですね。