ドイツCHRISTOPHORUS
SCGLX7 3902
オリジナルステレオ盤
収録
フンメル:ヴァイオリンとオルガンのダイアローグ
ギブス:ソナタ
ヴィタリ:シャコンヌ
演奏
ボリス・ゴルトシュタイン:ヴァイオリン
クーネル:オルガン
ボリス・ゴルトシュタインは、ロシアのヴァイオリニストなのですが、
その音色が、かなり独特で特徴があります。
誤解を恐れず言えば、不気味。
他の奏者とは違う、異質の雰囲気を醸し出します。
その場の空間が一変するような・・・
聴き慣れているヴィタリのシャコンヌが、違うモノに聴こえます。
集中し、研ぎ澄まされた音色で、
体感温度が、2℃下がりますね。
ちなみに、彼は知名度がイマイチですが、12歳の時には、
第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで第4位を獲得しています。
この時の、優勝がジネット・ヌヴー、準優勝がダヴィッド・オイストラフ、
第3位がアンリ・テミアンカ、
さらにゴルトシュタインより下位にイダ・ヘンデルが入っている事からも、
ゴルトシュタインが、いかに少年期から天才だったかもわかります。
ゴルトシュタインの録音自体も少ないようなので、
見かけたらぜひ、聴いておいて欲しいレコードです。