私がオリジナルレコードにこだわるのは、
その音質がいいからです。
じゃなぜオリジナルは音が良いのでしょうか?
初期のプレスである。
事が、ひとつの要因です。
レコードは原盤から型(スタンパー)を取って、その型を使ってプレスするのですが、
プレスの回数が増えると、型は消耗していくのです。
なので、ある程度消耗すると、新しい型と交換して、またプレスします。
つまり後のプレスほど、型が消耗している可能性が高く、
音質が劣化する。 という理屈です。
厳密には、ちょっと違うのですが、
わかりやすくするために、イメージでお話します。
ハンコにたっぷり朱肉つけて、10枚紙に押していきます。
最初はハッキリ、クッキリ印字されますが、5枚過ぎるぐらいから・・・
印字が薄くなってきますね。
こんなイメージです。(イメージですよ。イメージ。笑)
1回目にプレスしたレコードより、
500回目にプレスしたレコードの方が、
型が劣化しているだろう。
という事ですね。
じゃ例えば、100回目と500回目のプレスの差はわかるのか?
と聞かれれば、きっと聴き比べてもわからないと思います(笑)
興味のない人から見れば、
「なんだそんなこと・・・」
なのですが、レコードマニアは、やっぱりこだわるんですねぇ。